ガイド · あなたのグローバルIPアドレス
IPアドレスの設定方法:固定IPとDHCP予約を安全に行う手順
Windows 11、Mac、Linux、ルーターで固定IPを設定する方法。サブネット、ゲートウェイ、DHCP予約と、よくある設定ミスを解説します。
固定IPには、インターネット上のグローバルIPをプロバイダーに固定してもらう方法と、家庭やオフィスの機器にローカルIPを固定的に割り当てる方法があります。ほとんどのプリンターや社内機器には後者が必要で、多くの場合は手動設定よりルーターのDHCP予約の方が安全です。
設定前に確認する4つの値
まず、現在のローカルIP、サブネットマスクまたはプレフィックス、デフォルトゲートウェイ、DNSサーバーを確認します。多くの家庭では192.168.1.0/24や192.168.0.0/24が使われますが、環境に合わせる必要があります。
手動で固定するアドレスは、ルーターと同じサブネット内で、他の機器と重複しないものを選びます。DHCPの自動割り当て範囲の外に設定するか、範囲を調整します。MyIP Infoに表示されるグローバルIPを、そのまま機器のローカルアドレスに入力してはいけません。
- 現在のIPアドレスと接続方式を記録する
- デフォルトゲートウェイとDNSを確認する
- DHCP範囲と他の機器との重複を確認する
- 変更後に元へ戻せるよう、管理者パスワードと設定画面を用意する
Windows 11での設定方法
「設定」→「ネットワークとインターネット」でWi-Fiまたはイーサネットを選び、使用している接続のプロパティを開きます。IP割り当ての編集で手動を選び、IPv4を有効にすると、アドレス、サブネットプレフィックス長、ゲートウェイ、DNSを入力できます。メニュー名は更新で多少変わる場合があります。
例えばゲートウェイが192.168.1.1でネットワークが/24の場合、サブネットプレフィックス長は24です。ただし192.168.1.50が空いているかは環境次第なので、例をそのまま使わないでください。設定後はipconfigで値を確認し、ルーターとインターネットの両方への接続をテストします。
# 現在の値と変更後の確認
ipconfigMacとLinuxでの設定方法
Macでは「システム設定」→「ネットワーク」で使用している接続を選び、「詳細」→「TCP/IP」でIPv4の設定を手動にします。アドレス、サブネットマスク、ルーターを入力し、DNSタブでDNSも確認します。
LinuxのデスクトップではNetworkManagerの接続設定でIPv4を手動にできます。ディストリビューションや表示名が異なるため、変更前にip addr showとip routeでインターフェース、サブネット、ゲートウェイを確認してください。コマンドで一時的に変更するより、OSの永続的な接続プロファイルを使う方が再起動後の混乱を避けられます。
# Linux: 変更前の確認
ip addr show
ip route多くの機器ではDHCP予約がおすすめ
DHCP予約は、ルーターが機器のMACアドレスに対して同じプライベートIPを自動割り当てする設定です。機器側はDHCPのままでよいため、サブネットやゲートウェイの入力ミスを防げます。プリンター、NAS、スマートホーム機器に特に便利です。
予約するアドレスがDHCP範囲内か、範囲外の固定割り当てかはルーターによって異なります。取扱説明書に沿って設定してください。固定グローバルIPが必要なサーバー公開では、ローカル設定とは別にプロバイダー契約、CGNAT、ファイアウォール、更新と認証を確認します。
まとめ
固定IP設定で大切なのは、アドレスを固定することだけでなく、サブネット、ゲートウェイ、DNS、重複を正しく管理することです。家庭やオフィスの機器にはDHCP予約を優先し、グローバルIPの固定が必要な場合はプロバイダーへの確認とセキュリティ対策を行いましょう。